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「吠えない犬」って本当?バセンジーに興味を持ったあなたへ

「吠えない犬がいると聞いたけど、本当に静かなの?」
バセンジーに興味を持った方の多くが、まずそこに引っかかるようです。
結論から言うと、吠えはしませんが、無音というわけではありません。
「ヨーデル」と形容される独特の鳴き声で、喜んだり興奮したりすると聞こえてきます。
さらに調べていくと、バセンジーの個性は「吠えない」以上に、その猫に近い性格にあることがわかってきます。
独立心が強く、しつけへの反応も犬らしくない。
だからこそ「思っていた犬と違った」という声も少なくない犬種です。
この記事では、バセンジーの魅力と難しさを正直にお伝えします。




バセンジーをひと目でチェック|基本データまとめ


まずは基本的なデータを整理しておきます。
細かい話はこの後のQ&Aで掘り下げていきます。
Q. バセンジーはどんな性格?「猫みたい」って本当?


本当です。
バセンジーを実際に飼っている方から「猫を飼っているみたい」という言葉をよく聞きます。
自分の気分で行動し、呼んでも来ないことがある。
好奇心旺盛で、見知らぬものをじっと観察する。
飼い主には愛着を持つけれど、ベタベタはしない。
これだけ聞くと猫の説明ですが、バセンジーの話です。
もともとアフリカ・コンゴ盆地で何千年もの間、人と暮らしてきた狩猟犬です。
人間に「命令される」より「自分で判断して動く」ことを得意としてきた歴史があり、その気質が現代にも残っています。
一方で、飼い主への愛情は深く、遊びの時間はとても楽しそうに全力で付き合ってくれます。
「距離感があるけれど、ちゃんと好きでいてくれる」——そのバランスが魅力だと感じている飼い主さんが多いようです。
柴犬の二面性(頑固さと甘えたがり)に共感できる方は、バセンジーの気質にも親しみを感じるかもしれません。
柴犬の性格と魅力については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。



Q. しつけは難しい?初心者でも大丈夫?


正直に言うと、バセンジーのしつけは初心者には難しい部類に入ります。
理由は、「やりたくないことはやらない」という意志の強さにあります。
おやつで誘導しても、気分が乗らなければ無視されることも。
ゴールデンレトリバーやラブラドールのように「飼い主を喜ばせたい」という気持ちが強い犬種とは、根本的に動機付けの仕組みが違います。
とはいえ、しつけが「できない」わけではありません。
- 短いセッションを毎日繰り返す(集中力が続かないため、5〜10分が目安)
- 「できた瞬間」を見逃さず、すぐにご褒美を与える
- 怒鳴る・強制するのは逆効果。関係が壊れやすい
- 根気よく、ゲーム感覚で続ける姿勢が大切
経験豊富な飼い主さんやトレーナーと協力しながら進めると、ずっとやりやすくなります。






Q. 運動量はどのくらい必要? 室内飼いでも大丈夫?


1日30〜60分の運動が目安です。
小型〜中型犬の体格ながら、狩猟犬としての本能が残っているため、運動不足になるとストレスが溜まりやすいです。
室内飼い自体は問題ありませんが、散歩やドッグランなど体を動かせる時間を毎日確保することが大切です。
特に注意したいのが脱走・逃げ足の速さです。
バセンジーはジャンプ力が高く、フェンスを超えることもあります。
またリードなしの状態では追いかけることが非常に難しいほど俊足なので、屋外では必ずリードをつけることが鉄則です。
散歩のリード選びは、体への負担も考えて慎重に選びたいところ。
ハーネスとカラーの違いや犬種別の選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
Q. 抜け毛やお手入れはどのくらい大変?


お手入れの手間は少ない方です。
これはバセンジーの大きなメリットのひとつ。
短くなめらかな被毛(毛の表面がツルッとしていて、ゴワつきがない)のため、ブラッシングは週1〜2回で十分です。
抜け毛も少なめで、「換毛期」(犬が季節の変わり目に一度にたくさん毛が抜ける時期)も他の犬種ほど激しくありません。
また、自分で体を舐めてきれいにする習性があります。
これも「猫みたい」と言われるゆえんのひとつで、体臭も比較的少ない犬種です。
ただし、耳の中・爪・歯のケアは必要です。
定期的にチェックする習慣をつけておきましょう。
見落とされがちな注意点|お迎え前に知っておいてほしいこと


「吠えない+お手入れ楽=飼いやすい」と思われがちなバセンジーですが、実際に飼ってみると想定外だったという声も聞かれます。
| 注意点 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 破壊行動 | 退屈やストレスから家具・クッションを噛み壊すことがある。おもちゃや知育グッズで発散を |
| 多頭飼いとの相性 | 他の犬と仲良くできる子もいるが、もともと単独行動を好む犬種なのでよく見極めが必要 |
| 猫・小動物との同居 | 狩猟本能が強く、小動物を追いかける傾向がある。同居は慎重に判断すること |
| 価格・入手のしにくさ | 日本国内では流通が少なく、ブリーダーを探すのに時間がかかることがある |
| フロークレスト遺伝子 | 特定の遺伝性疾患(ファンコニ症候群など)のリスクがある。信頼できるブリーダーから迎えることが大切 |
ペット保険への加入も、迎える前に検討しておくことをおすすめします。
補償内容や月額の比較については、こちらの保険選び記事が参考になります。








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バセンジー飼い主さんの声|実際に飼ってみてどうだった?
一般的な傾向をもとに構成した声です。
実際にバセンジーを迎えた飼い主さんから聞こえてくるリアルな感想をまとめました。
吠えないのは本当で、マンション暮らしでも近所への迷惑が少なくて助かっています。ただ、呼んでも来ないことが多くて、最初は心配になりました。慣れると「そういう犬だ」と思えるようになります。
しつけ本に書いてあることがほとんど通用しなくて最初は戸惑いました。でもトレーナーさんに相談したら、アプローチを変えることでちゃんと覚えてくれました。最初から専門家に頼ることをおすすめします。
猫との同居は難しかったです。追いかけ回すことはしないのですが、猫がかなりストレスを感じているようで。最終的には部屋を分けることにしました。
※特定個人の発言ではなく、編集部が一般的な傾向をもとに構成した内容です。
こんな飼い主さんに向いている|バセンジーと暮らせる人・難しい人


バセンジーを迎えるかどうか、一番大事な判断ポイントをまとめました。
| 向いている人 | 難しい可能性がある人 |
|---|---|
| 犬を飼った経験がある | 犬を飼うのが初めて |
| マイペースな性格が好き | 従順でべったりな犬が理想 |
| 毎日の運動に時間を取れる | 忙しくて散歩が不定期になりがち |
| 長い目で関係を育てられる | すぐにしつけ成果を求めたい |
| 小型犬の静かさを求めている | 猫・小動物と同居させたい |
シベリアンハスキーのように「強い意志を持った犬と根気よく向き合える飼い主」に向いていると言われる犬種は、バセンジーにも共通する部分があります。
シベリアンハスキーの飼い主像と比較しながら読んでみると、参考になると思います。
バセンジーをお迎えするまでのステップ


実際に迎えるまでの流れを整理しました。
特に国内での流通が少ない犬種なので、情報収集と準備に時間をかけることが大切です。


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よくある質問
お迎えを検討している方からよくいただく質問をまとめました。
バセンジーは本当に鳴かないの?
「吠えない」が正確な表現で、完全に無音ではありません。嬉しいときや興奮したときに「バルー」「ヨーデル」のような独特の声を出します。大きな吠え声はほぼないため、集合住宅でも比較的暮らしやすい犬種です。
初心者でも飼えますか?
正直に言うと、初心者にはやや難しい犬種です。独立心が強くしつけへの反応が独特なため、経験のある飼い主またはトレーナーのサポートがあると安心です。準備と覚悟ができていれば、初心者でも不可能ではありません。
アレルギー持ちの人でも飼えますか?
抜け毛が少なく体臭もあまりないため、犬アレルギーが比較的軽い方には選択肢になり得ます。ただし、アレルゲンは毛だけでなくフケや唾液にもあるため、実際に会って反応を確認することをおすすめします。
寿命はどのくらいですか?
平均的な寿命は12〜14年ほどと言われています。遺伝性疾患のリスクがある犬種なので、定期健診とペット保険の活用が長生きのサポートになります。
値段の目安を教えてください。
国内では流通が少なく、ブリーダーから迎える場合は20〜40万円前後が目安とされています。ただし個体や血統によって異なるため、必ずブリーダーに直接確認してください。
バセンジーは「合う人を選ぶ犬種」——それがすべての答えかもしれない


バセンジーは、誰にでも懐く万能な家族犬ではありません。
でも、その独特の距離感や猫のような自由さに惹かれる方にとっては、これ以上ないほど魅力的な存在になります。
「命令に従う犬」ではなく「対等なパートナーとして関係を築く犬」——そういうふうに捉えられる方には、本当に面白い犬種だと思います。
お迎えを検討している方は、まずブリーダーに会いに行き、実際の子の雰囲気を見てみることをおすすめします。
説明文だけでは伝わらない「この子だ」という感覚が、きっとあるはずです。
また、独立心が強い犬種としての性格比較が気になる方は、ボーダーコリーの性格と飼い方の記事も読んでみてください。
バセンジーとは対照的に「飼い主をよく見ている」タイプなので、比べると自分に向いている犬種のイメージがつかみやすくなります。












