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シゲ
実は昔、ベランダによく現れる野良猫がいました。人懐っこくて、雨の日も晴れの日も顔を出しては、ご飯をあげたり体を拭いてあげたりしていました。その子との時間は今でも大切な思い出です。
今はペット可の物件に住んでいて、どの子をお迎えするか考えている最中です。できれば保護犬・保護猫を迎えたいと思っています。
「犬猫百貨店」では、編集部が実際に調べた情報をもとに、皆さんとペットとの暮らしがより豊かになるような情報をお届けしています。
「うちの子だけ?」じゃない — 散歩中の吠えに悩む飼い主はとても多い

向こうから犬が歩いてくるのが見えた瞬間、うちの子が急にリードを引っ張ってワンワンワン…。
「また始まった」とヒヤヒヤしながら引っ張り返す、あの感覚。
散歩が楽しみなはずなのに、いつの間にかストレスになってしまったという声は、SNSでも本当によく見かけます。
実はこの「散歩中に他の犬に吠えまくる」という悩みは、犬を飼っている人のなかでもかなり多くの方が経験しています。
そして多くの場合、原因は「うちの子の性格が悪い」のではなく、ちゃんとした理由がある行動なんです。
まずはその理由を知ることが、対策への第一歩。
一緒に見ていきましょう。

ひと目でわかる「散歩中の吠え」の全体像
散歩中の吠え、まずここを押さえて
この記事で押さえてほしいポイントを最初にまとめます。
吠えの原因は5つのパターンに整理できて、対策もそれぞれ違います。
なぜ吠えるの? 知っておきたい5つの「吠えの理由」


吠えには、必ず犬なりの「言いたいこと」があります。
原因を知らずに対策しても効果が出にくいので、まずここを整理しましょう。
「攻撃的だから吠えている」とは限らない、というのが大事なポイントです。



吠えの「種類」はどう見分ける? 体のサインを読むコツ
散歩中の吠えの原因の傾向(目安)
合計 目安 100%
吠え方の違いだけでなく、体全体のサインを見るのが見分けるコツです。
- しっぽを低くして吠える・体が硬い→ 恐怖・不安系の可能性が高い
- しっぽを高く上げて吠える・前のめりになる→ 興奮・縄張り系の可能性が高い
- 吠えながらリードを引っ張って近づこうとする→ フラストレーション・興奮系
- 相手が見えなくなっても吠え続ける→ 過去の経験やトラウマが関係していることも
どれか一つに当てはまるとは限りませんが、「怖いのか、嬉しいのか」という大きな方向性をつかむだけで対策の出発点が変わります。
ちなみに、もともとの犬種の気質も影響することがあります。
たとえばテリア系や番犬系統の犬は警戒吠えが強めな傾向があると言われていますし、逆にバセンジーのように構造的にほとんど吠えない犬種も存在します。
愛犬の犬種の性質を把握しておくと、より現実的な目標設定ができます。






やってしまいがちだけど逆効果 — NGな対応3つ


焦って取ってしまいがちな行動が、実は吠えを悪化させる原因になっていることがあります。
「怒る」「なだめる」どちらも、タイミングを間違えると逆効果になることを知っておきましょう。
なお、ハーネスとカラー(首輪)の使い分けも吠えの対策に関係します。
首への圧迫が少ないハーネスの方が、恐怖系の吠えには向いていると言われています。
犬用ハーネスとカラーの選び方については、こちらの記事で詳しく比較しています。



今日から始める「吠え対策」ステップ
散歩中の吠えを落ち着かせる4ステップ
STEP1 距離をとる
他の犬を見つけたら、まず吠え始める前に十分な距離(10〜20m以上を目安に)をとる。「吠えない距離」を把握するのが最初のゴール
STEP2 注目させる
距離をとった状態で「おすわり」や名前を呼んで飼い主に視線を向けさせる。できたらすかさずご褒美のおやつを渡す
STEP3 少しずつ近づく
落ち着いていられる距離から、少しずつ相手の犬との距離を縮めていく。吠えそうになったらすぐ距離を戻す
STEP4 習慣化する
毎回の散歩で繰り返す。2〜8週間かけてゆっくり慣れさせることを目標にする。焦りは禁物
対策は一夜にしてならず、でも正しい方向でコツコツ続ければ必ず変化は出てきます。
1回5〜10分の練習を積み重ねるのが基本です。






「散歩の環境づくり」も対策のうち — 見落とされがちな工夫


トレーニングと並行して、散歩の環境そのものを整えることも効果的です。
- 吠えやすいルートを一時的に変える:よく吠える場所は「嫌な記憶の強化」になりやすいため、慣れるまで別のルートにするのも手
- 散歩の時間帯を変える:犬が多い時間帯(朝夕のラッシュ)を避けて、最初は静かな時間帯に練習する
- おやつを必ず携帯する:ご褒美なしの練習は効果が出にくい。散歩バッグに必ず入れておくようにすると習慣化しやすい
- リードの長さを調整する:長すぎるリードは犬が先走りやすく興奮を高めることがある。短めに持つと飼い主の指示が伝わりやすくなる
散歩のたびに持ち歩くアイテムが増えると荷物の整理が大変ですが、散歩バッグの選び方と中身リストをまとめた記事も参考にしてみてください。
「うちの子、大丈夫かな」と思ったときの声
同じ悩みを持つ飼い主さんたちの声を、一般的な傾向をもとに構成しました。
最初はリードで引っ張り返してたんですが、それが逆効果だと知ってから距離をとる作戦に切り替えました。2ヶ月くらいで少しずつ落ち着いてきた気がします
警戒吠えが強い犬種なので「完全になくす」より「マシにする」という気持ちに切り替えたら、気持ちが楽になりました。おやつ作戦は本当に効果あります
怖くて吠えているのか、興奮して吠えているのかを観察するようになったら、対策の仕方が変わってうまくいき始めた気がします
自分より大きな犬に会うと特にひどくて…。最初は相手の飼い主さんに申し訳なくて散歩が憂鬱でしたが、今は笑って話せるくらいには改善しました
※特定個人の発言ではなく、編集部が一般的な傾向をもとに構成した内容です。
よくある質問
散歩中の吠えについて、特によく寄せられる疑問をまとめました。
成犬になってからでも改善できますか?
改善できます。子犬の頃の方が慣らしやすいのは確かですが、成犬でも正しい方法でコツコツ続ければ変化は見られます。「完全になくす」より「マシにする」を目標にするとストレスが減ります。
おやつで釣っても大丈夫? 依存しませんか?
練習の初期段階でおやつを使うのは有効な方法です。慣れてきたら徐々におやつの頻度を減らし、褒め言葉や撫でることに置き換えていけばOKです。最初から使わないより、まず成功体験を積む方が大切です。
プロのトレーナーに頼むべき?
3〜4週間試しても全く変化がない、吠えが悪化している、噛み付きなど攻撃行動も出てきたという場合は、プロに相談することを強くおすすめします。早めに相談するほど改善が早くなることが多いです。
去勢・避妊手術で吠えは減りますか?
ホルモン由来の興奮が関係している場合は多少変化することもありますが、吠えそのものを手術だけで直すことは難しいとされています。行動修正のトレーニングと組み合わせることが大切です。
多頭飼いをしていて、1頭が吠えると連鎖します。どうすれば?
まずリーダー格の犬の吠えを落ち着かせることが優先です。連鎖吠えは「一緒に吠えた方がいい」という学習が起きている状態。個別に練習時間を作ることが効果的です。
まとめ — 吠えを「直す」より「理解する」から始めよう


散歩中の吠えは、多くの場合犬が何かを伝えようとしているサインです。
「意地悪だから」「性格が悪いから」ではありません。
恐怖・興奮・フラストレーション…それぞれに理由があります。
まず「うちの子はなぜ吠えているのか」を観察することが、すべての対策の出発点です。
NGな対応を減らして、距離をとる→注目させる→ご褒美、という小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
2〜8週間、焦らずコツコツが合言葉です。
個人的には、「完全に吠えなくさせる」という目標よりも、「飼い主が対処できる吠え方にする」という目標の方が、現実的で犬にも飼い主にも優しいゴール設定だと思っています。
一緒に焦らず取り組んでいきましょう。
また、散歩中に他の犬に吠えやすい子の中には、もともと人との暮らしに慣れやすい穏やかな犬種と比べると、神経質な傾向を持つ犬種もいます。
愛犬の犬種の特性も合わせて理解しておくと、長期的な付き合い方のヒントになります。









